これからの季節、お弁当を作られている方は食中毒が心配になるのではないでしょうか。
私は今ではごくたまにしかお弁当を作ることはないので、毎朝お弁当作りをされている方には尊敬しかありません。
毎日のお弁当作りに使われるご飯。
ご飯にお酢を加えて炊くと食中毒予防になるという情報を耳にしましたが、果たして本当なのでしょうか。
この記事では、ご飯にお酢を入れて炊くと食中毒予防になるのかどうかについてと、ご飯にお酢を入れて炊くときの注意点やおすすめの方法についてご紹介していきます。
・お弁当のご飯の傷みが心配
・ご飯にお酢を入れて炊いても問題ないか気になっている
・ご飯を傷みにくくするおすすめの方法が知りたい
そんな方はぜひ読んでいってくださいね。
ご飯にお酢を入れて炊くと食中毒予防になる?
殺菌力の強い調味料と言えば醸造酢があげられます。
お酢の主成分である酢酸があるところでは、多くの菌が生息できないのです。
でもお酢を入れて白米を炊いてもその効果はあるのか少し疑問ですよね。
結論としては、お酢を入れてご飯を炊くと食中毒予防として効果はあります。
お酢は加熱してもその殺菌力がなくなることはありません。
酢酸は加熱すると少しずつ揮発しますが、その成分が壊れたりすべてなくなってしまうことはないのです。
ご飯にお酢を入れて炊くときの目安の分量は、米1合に対して小さじ1と覚えておくといいでしょう。
これなら匂いや味も気にならず食べれるはずです。
ご飯にお酢を入れて炊くときの注意点
ご飯にお酢を入れて炊くと食中毒予防になると言いましたが、注意点があります。
あなたはご飯を何で炊いていますか?
わが家はご飯炊き用の土鍋で炊いています。
わが家のように土鍋で炊くなら問題ありませんが、炊飯器で炊いている方は注意が必要です。
多くのメーカーでは酢を入れて炊いたり保温しないよう注意喚起しています。
なぜかと言えば、酸によって内釜のフッ素加工が腐食する可能性があるからです。
特に長時間の保温は内釜が傷む原因となるのでやめておきましょう。
また炊飯器でも土鍋でもなく、普通のお鍋でご飯を炊いている方もおられるかと思います。
アルミや銅製のお鍋でお酢を入れてご飯を炊くと、金属が溶け出してお鍋が傷むこととなるので、使うお鍋の素材は選ぶようにしましょう。
ご飯にお酢を入れて炊く代わりにおすすめの方法
内釜やお鍋への影響を考慮して、「お酢を入れてご飯は炊かない」選択をされる場合には、炊きあがったご飯にひと手間かけてあげましょう。
ご飯に梅干しをそのまま入れることもあるかと思いますが、それだと梅干しのまわりのご飯にしか殺菌効果が発揮されません。
ぜひ果肉を刻んでご飯に混ぜ込むことをおすすめします。
梅干しを刻むのが面倒という方は、いっそのことすし酢をかけて酢飯にしてしまうのも手です。
ご飯が傷みやすい夏場は特に、熱中症対策として普段より塩分を取ることも意識したいもの。
梅干しやすし酢で食中毒予防と熱中症対策を一緒にしてしまいましょう。
まとめ
・お酢を入れてご飯を炊くと食中毒予防になる
・入れるお酢の量は、米1合に小さじ1程度
・お酢を入れて炊飯器で炊く場合は内釜のフッ素加工が劣化する可能性があるので、取扱説明書やメーカーの注意に従うのが無難
・アルミや銅製のお鍋でお酢を入れて炊くのはお鍋が傷むのでやめておく
・お酢を入れずに炊いたご飯に梅干しを刻んで混ぜ込むか、すし酢で酢飯にすることで、食中毒予防と熱中症対策ができる
いかがだったでしょうか。
これからのお弁当作りにぜひ参考にしてください。
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