「部屋が散らかっていてイライラする!」そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、過去の私がそうでした。
建てたときは空っぽだった家の中は、17年間住んでいるうちにこどもも3人生まれ、どんどん物が増えていきました。
そして床や机の上にいろんな物が置かれっぱなしになっていると、それを見るだけ気分も滅入り、そもそも掃除嫌いなのに片付けからしなければと思うとさらに億劫になって、片付けをしない家族にもイライラするようになっていたんです。
そんな私も一念発起して家にあるものを減らし、増やさないよう意識することで、今では簡単に部屋を片付けれらるようになりました!
「整理整頓」という言葉がありますが、私が思う「片付け」というのは物を所定の場所に戻し整えることで「整頓」の部分に当たります。
片付かないのはその前に「整理」、つまり不必要な物を取り除いていないことが大きな原因の1つだと感じました。
片付かないのは物が多いからなのです。
そこで今回は「片付かない!」という物の多い家にありがちなものを5つピックアップしてみたいと思います。
そこから片付けられない人の特徴というものも見えてきます。
それを踏まえた上で、片付かないことによるイライラをなくすために私が意識していることも5つご紹介しましょう。
部屋が片付かなくて困っている方や、物の多い家で感じるイライラを解消したい方にはぜひ読んでいってほしいです。
片付かない家にあるもの
まずは片付かない家にありがちなものを5つピックアップしてみました。
たくさんのカレンダー
カレンダーって1軒の家にそんなにたくさんいらないはず。
リビングと個室に貼ってあるのはまだわかるのですが、廊下やトイレにまで貼ってある家もあります。
同じ部屋に壁掛けタイプとデスク置きタイプの2つがあったり。
年末になると、保険屋さんだったり車屋さんだったり、いろいろ付き合いのある業者さんからいただくことがわが家も多かったです。
この「たくさんのカレンダー」からわかる片付けられない人の特徴は「断るのが苦手」ということ。
不要なものでも「いらない」と断ることができないから、物が増え片付けのハードルを上げてしまいがちです。
カレンダーがいっぱいある家には、コンビニの割りばしなんかもいっぱい溜まっていることでしょう。
使い切れないほどのビニール袋
スーパーで食品を買ったときに使うビニール袋ですが、ゴミ袋として使えるからととにかく溜め込んでいませんか?
使う量よりもらう量が多ければ、増えていくのは当たり前ですね。
紙袋も使う以上に残しすぎていないでしょうか。
何かのカタログやDMに同梱されていた化粧品やサプリメントのサンプル品なんかも溜まっているのでは。
「使い切れないほどのビニール袋」からわかる片付けられない人の特徴は「もったいない」精神が強いということ。
「使えるのにもったいない」と何でも捨てずに残しておきがち。
でも使えるものも使い切れないのであれば、残しておく意味がありません。
逆にそれで物が増えて、あげくイライラするような生活になることの方がもったいないです。
専用の洗剤
床用に窓用、キッチン用にお風呂用、衣類用に靴用など、たくさんの種類の洗剤が世の中には売られていますが、そういった専用の洗剤をそろえて持っていませんか?
わが家にも以前はいろんな洗剤を買っては置いていました。
そして途中までは使っても、使い切ることができなかった洗剤が多々ありました。
専用の洗剤からわかる片付けられない人の特徴は「機転を利かせられない」ということです。
工夫すれば買わなくても済むものはたくさんあります。
片付けられない人は洗剤に限らず、同じ用途で使えるものや似たようなものをいくつも持ちがちでしょう。
機転を利かせて柔軟に対応することは、整理だけでなく整頓する上でも必要になってくることだと思います。
大量のストック品
片付かない家には必ず、食料品や洗剤、トイレットペーパーなど、消費するもののストックが大量にあるでしょう。
「安かったから」という理由で、必要な量を考えずに買ってしまうわけです。
あるいは「そろそろなくなるかも…」と思って買ったけど、実はまだ家に在庫が十分あったとか。
大量のストック品からわかる片付けられない人の特徴は「計画性がない」ということです。
必要なものを買いに行くのではなく、なんとなく買い物に行くから必要でないものや必要以上の量を買って物が増えてしまうのですね。
サイズアウトしたこども服
片付かないお家にお子さんがおられるなら、サイズアウトしたこども服がきっとあるはずです。
もちろん下のお子さんへお下がりにするために保管されるのはよいですが、下のお子さんがサイズアウトした服までも残っていたりします。
私がまさにそれでした。
長男のお下がりを置いていたにも関わらず、どこに保管していたかも忘れていて、7歳下の次男に新しい服を買い、お下がりを見つけたときにはすでにサイズアウトしてしまっていた、なんてことも(笑)。
そしてワンサイズ大きい服を買ったらサイズアウトした服をすぐに手放せばいいのに、なんとなく置いたままにしてしまってましたね。
お子さんがおられないお家でも、期限切れの調味料や薬などが絶対あることでしょう。
「サイズアウトしたこども服」からわかる片付けられない人の特徴は「管理ができない」ということです。
ただし管理ができないのは、もともと管理するのが苦手という人もいれば、物が多いから手に負えなくなったという人もいると思います。
イライラをなくすため意識すべきこと
片付かない家にあるものと、そこから片付けられない人の特徴がわかったところで、片付かないイライラをなくすために私が意識していることを5つお伝えしようと思います。
不要な物を家に入れない
まずは、最初から「いらない」と思うものは家に入れないということです。
業者さんからもらうカレンダーも断るようになりました。
勝手にポストインされていたりするときは、もったいなくても年が明ける前に捨ててしまいます。
無料でもいらないものはいらないし、家に入れてしまえばゴミとなってしまうので、できるだけ入れないことを意識するようになりました。
頂き物はできるだけすぐ消費する
親戚や友達から旅行のお土産や、知り合いから何かいただくこともありますよね。
それが食料品だった場合は、できるだけすぐ消費するようにしています。
頂き物というのは、たいていなくても困らないものです。
置いておけばその存在を忘れ、「気づけば賞味期限が切れてしまっていた!」となりがち。
だからできるだけすぐに開封し消費することにしました。
最近では、ふるさと納税の返礼品のレビューを投稿すると贈られてきたティーバッグも、特に誰とお茶する予定もなかったので、届いたその日に一人おうちカフェをして美味しくいただきました。
頂き物が食料品ではなかった場合も、使えるものはできるだけ早く使うし、使わないものだったらできるだけすぐに手放すよう意識しています。
代用や兼用で種類を減らす
物を増やさないために、代用や兼用をして持つ物の種類を減らすことも意識的にしています。
掃除用洗剤は今やほぼ1種類です。
使っている洗剤についてはこちらの記事に詳しく書いています。
ウタマロクリーナーは猫にも安全?代用できるペットも安心の万能洗剤を発見!
調味料も多く持ち過ぎないようにしています。
たとえばポン酢や餃子のタレは持たずに醤油+お酢で代用していますし、薄力粉と片栗粉は米粉で代用しています。
米粉についてはこちらの記事に書いているので、良かったら読んでみてください。
薄力粉の代用には米粉を!グルテンフリーで片栗粉も不要に【持たない暮らし】
また、以前は一味、七味、ラー油、鷹の爪、糸唐辛子と取り揃えていたりしましたが、現在うちにあるのは一味のみです。
キッチン用品でいえば、以前はフライ返しと木べらを持っていたのですが、樹脂製のターナー1本で兼用することにしました。
種類を少なくすることで、管理もしやすくなります。
あるものを把握する
「不要なものを入れない」「頂き物はできるだけすぐ消費する」「代用や兼用で種類を減らす」ということにより、物を増やさず少なくした上で、あるものを把握するということを意識してやっています。
日々消費する日用品はリスト化し、月1回買い出しに行く前に在庫確認します。
そうすることであるのに余分に買い足してしまうことがなくなりました。
また消費しないものは、新しいものに買い替えたら今まで使っていたものを手放すことにしています。
娘の自転車も新しい自転車を買いに行ったついでに、リサイクルショップに古い自転車を持って行って買い取ってもらいました。
1IN1OUTですね。
定期的に見直す
家にあるものの中には、長期的なスパンで使えなくなるものや必要なくなるものもありますよね。
ですから定期的に見直すということが、物を管理する上では必要になってきます。
使用期限が切れた薬や賞味期限が切れた調味料はないかチェックしながら、期限内に使い切れなかったものは新しく買う必要があるかどうかから検討し直します。
物入には使わなくなってずいぶん経つものがないか、数ヶ月から1年ごとに確認するようにもしています。
わが家では長男が中学時代に野球チームで使っていたクーラーボックスを高校の部活でも使うかと思い残していましたが、結局一度も使わないまま3年近くが過ぎていました。
他の家族が使うこともなかったので手放すことにしたのですが、このように家族のライフスタイルが変われば必要なくなるものは当然出てくるので、定期的な見直しを意識することは大事だと思います。
まとめ
片付かない家にあるものとして
- たくさんのカレンダー
- 使い切れないほどのビニール袋
- 専用の洗剤
- 大量のストック品
- サイズアウトしたこども服
以上の5つと、そこから
- 断るのが苦手
- もったいない精神が強い
- 機転を利かせられない
- 計画性がない
- 管理ができない
という特徴が片付けられない人には見られることをお伝えしました。
そこで片付かないイライラをなくすため私が意識していることとして
- 不要な物を家に入れない
- 頂き物はできるだけすぐ消費する
- 代用や兼用で種類を減らす
- あるものを把握する
- 定期的に見直す
ということもご紹介しました。
片付かない家にあるものは全部かつてのわが家にあったもの。
でも私はこの5つのことを意識することで、物を増やさず少なくしイライラしない毎日を送れるようになっています。
私の経験が参考になれば幸いです。
私はこんなものも手放しました↓
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