そうめんと言えば簡単に調理できる食材ではありますが、「茹でているときに吹きこぼしてしまう」「コシがない出来上がりになってしまった」「キレイに盛り付けができない」など、意外とお悩みもあったりしませんか?
私は掃除嫌いなので、吹きこぼしてしまったときの絶望感と言ったらなかったです(笑)。
そんなお悩みを解決できるそうめんの茹で方の裏ワザを3つ、この記事では紹介していきます。
・そうめんをより簡単に美味しく茹でたい
・コシが出るそうめんの茹で方が知りたい
・そうめんをキレイに盛り付けしたい
そんな方はぜひ読んでいってください。
火を止めるという裏ワザ
そうめんは沸騰したお湯で2分前後茹でるというのが、一般的な茹で方とされていますね。
でもご紹介する裏ワザは「火を止める」というものです。
①大きめのフライパンに水を入れ、沸騰したらそうめんを入れて箸でかき混ぜてばらします。
②再沸騰したら、火を止めて蓋をします。
③5分ほど放置したらザルに上げて氷水で洗い、しっかり冷やしたら完成です。
この裏ワザのメリットは
・火をつけている時間が短くなるため、光熱費が安くすみ調理する人の暑さも軽減される。
・茹でている間に吹きこぼれる心配がなくなる
・普通に茹でるよりツルツルした食感が味わえる
・時間がたってもそうめん同士がくっつきにくくなる
ということ。
調理がラクになるだけでなく、普通に茹でる場合よりそうめんを美味しくいただけるというのがすごいですよね!
なぜ普通に茹でるより、ツルツルした食感が味わえるのでしょう。
それはそうめんの対流と表面の状態の関係が理由でした。
火をつけたままそうめんを茹でていると、そうめんはぐるぐると対流し麺同士はこすれ合うことになります。
そうなるとどうしても麺の表面が傷ついてしまうのですね。
裏ワザでは火を止めて放置することで、麺の表面が傷つかずなめらかで喉ごしのよいそうめんに仕上がるというわけです。
また普通の茹で方の場合は、麺の表面が傷ついてしまいデンプンが溶け出てしまいます。
だから時間をおくとそうめんはくっついてしまうのですね。
ところが裏ワザを使った場合は、麺の表面が傷つかず溶け出すデンプンも少なくすむので、時間をおいてもくっつきにくくなるというわけです。
フライパンではなくお鍋でもできますが、底の面積が広いものの方が麺同士の触れ合いが少なくなるのでより効果的です。
梅干しを使うという裏ワザ
お次の裏ワザには梅干しを使います。
1Lほどの水に対して梅干しを1個入れるだけ。
梅干しのクエン酸がデンプンを溶け出しにくくしてくれることで、コシがアップすると言われています。
さきほどの裏ワザと併用できますが、そうめんを投入する前に梅干しを入れた状態でしばらく煮だした方が良さそうですね。
使った梅干しはそうめんと一緒に食べれば味変もできて無駄になりません。
また梅干しのかわりに、お酢を水の1%の量(1Lなら10cc)でも代用できます。
タコ糸を使うという裏ワザ
最後はタコ糸を使う裏ワザです。
キレイに盛り付けしたいときにおすすめの方法です。
調理師の専門学校に通っていた友達が、学校で習った方法だと教えてくれました。
①そうめんをいくつかの束に分け、タコ糸で端をしっかりくくります。
②お湯を沸かし、タコ糸で縛ったそうめんを普通の茹で方で茹でます。
③ザルに上げ、氷水で洗って冷やします。
④水を切ってそうめんをまっすぐに整えたら、タコ糸で縛っていた部分を包丁で切り落として盛り付ければ完成です。
通常そうめんは茹でている過程でバラバラになってしまうので、盛り付けるときもぐちゃぐちゃになりがち。
でもタコ糸で縛って茹でることで、揃えた状態で盛り付けが可能になります。
縛っている部分はどうしても麺同士がくっついてしまうので、食べるのはちょっと無理ですね。
また最初の裏ワザとの併用は、これまた麺同士がくっついてしまうのでおすすめできません。
この裏ワザを使うときは、通常の茹で方で梅干しを使う裏ワザと併用して、美味しさもアップさせるのがいいでしょう。
まとめ
【そうめんの茹で方の裏ワザ3選】
①大きめのフライパンで沸騰したら火を止め5分放置する裏ワザで、ツルツル喉ごしがよくくっつきにくいそうめんが茹でられる
②梅干しを煮出す裏ワザでコシのあるそうめんになる
③タコ糸で端を縛る裏ワザで、茹でてもそうめんがバラバラにならずキレイに盛り付けできる
①と②、②と③の裏ワザは併用も可能です。
参考にして美味しいそうめんをいただいてください。
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